【サッカー】【朗報】本田圭佑のワールドカップの主人公感ｗｗｗ

イタリアの名門ACミランで出場機会に恵まれず試合勘が鈍り調子を落としていた本田は、
メキシコの地で「トレーニング、食事、睡眠」を１から見直し、
「プロになったのも欧州で活躍するのもＷ杯のため」と自身最後となるワールドカップに全てをかけていた。
そしてメキシコリーグで10得点7アシストの活躍をあげ代表の座へアピールするも、
選考の行方は最後まで分からない展開に。

また、大会前の番組のインタビューで「プロフェッショナルとは？」
と聞かれ「ケイスケホンダ」と答えネタにされることに・・
新体制になり本田は無事選出されたが、親善試合２試合で目立つような結果を残せずにいた。
パラグアイとの親善試合で、相手のプレスは甘かったものの乾と香川の連携が結果を出すと、
アンチ達による本田叩きに拍車がかかり…本田不要論が台頭。本田にとってはどん底の状況へ。

そんな中、ワールドカップが開幕しトップ下は香川、右サイドは原口という人選でスタメン落ち。
初戦であるコロンビア戦で相手ＤＦがハンドをとられ退場＆PKで１点獲得という日本にとって有利な状況を作るも、
コロンビアに同点に追いつかれ勝ちきれない均衡状態が続く。
そんな中、後半25分、試合残り20分という土壇場で香川に代わって本田が登場。
ファーストタッチでミドルを打つもキーパーがキャッチ。

そして投入から3分後の後半28分、本田のコーナーキックから大迫がヘディングで決め、決勝Ｔ進出へ大きく関わる勝ち点４を劇的にアシスト。

アンチにパスミスを叩かれるも「失点には繋がらなかった」と一蹴。

第2戦のセネガル戦は１−０とリードされた状況で、実況「本田が乾にアドバイスしましたね」→直後、乾が同点ゴール。
その後、２−１とセネガルにリードされた土壇場の危機で、残り18分の後半27分に本田投入。
後半29分、最初のコーナーキックで惜しいチャンスを作るもゴールならず。

投入から6分後の後半33分、乾からのパスの浮き球を本田がDFの間のコースへ確実へ決めきり劇的な同点ゴール。勝ち点１を獲得した。

Ｗ杯3大会連続でゴール&アシストを決めたのは史上6人目、アジア初。
短い出場時間の中で1アシスト1ゴール1アドバイスの結果を残しアンチを黙らせることに成功した。

続くポーランド戦のパス回しで批判を受けた日本代表は「次の戦いで見返してやろう」と一致団結。
決勝トーナメント第1回戦のベルギー戦は、大方の予想を裏切り日本が2点リード。
しかし火のついたベルギーが怒涛の追い上げをみせる。
後半24分＆後半29分と立て続けにゴールを浴びた日本は同点に追いつかれた7分後の後半36分に原口に代えて本田を投入。残り時間は10分。
ピッチ上では共存できないとか言われていた永遠のライバル「本田＆香川」の二人が最後の最後で出揃うという展開に。

日本中が本田に期待を注ぐ中、後半39分、香川がゴール前でボールをもって引きつけて、
本田が背後からペナルティーエリア内へ意表をつく走り込みをして、
香川がスルーパスで合わして、最後本田がシュートまで持ち込む最高の連携をみせるも、
コンパニとかいうディフェンスのラスボス的存在がスライディングで伸ばした脚に紙一重で防がれる。

そして試合終了約1分前の後半49分、ゴール正面推定３５ｍから直接ＦＫのチャンスでキッカーは本田。
８年前に伝説とも言える完璧なFKから始まった本田の歴史。

だがここ最近は代表戦では枠内へ決まっていない。
サッカー人生の全身全霊をかけて蹴った代表最後の無回転シュートは8年前と同じような完璧な軌道を描き枠内へ吸い込まれたがＧＫのスーパーセーブに防がれる。
間違いなくここ数年の代表戦でベストFKを大一番で決めたものの、これを止められたことで彼の歴史は終止符を打たれることとなるのか。

そして、最後…　コーナーキックのキッカーは本田。
DFもゴール前へ上がりチーム全体がこのコーナーキックにかけていた。
コロンビア戦の劇的CKがフラッシュバックされる中、放たれた渾身のコーナーキック。
残り時間は10秒。誰もがこのプレーが最後でホイッスルが吹かれ、延長戦になると確信したその矢先、
相手キーパークルトワが絶妙なキャッチで即座にカウンターで繋ぐと、
デブルイネが中央を持ち上がり、右サイドに展開。
ムニエの折り返しをルカクがスルーし、シャドリに左足で押し込まれた。
世界最高峰の津波のような速攻カウンターを受け、日本のワールドカップは劇的に幕を閉じた。

そして試合後、最高の連携をみせた香川と感動のワンショット
そこにはお互いをたたえ合う清々しい二人の姿が･･･

本田ワールドカップ物語（終）