米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は15日、最新の研究報告によると、中国の富は過去20年間で17倍になり、米国を抜いて世界のトップに躍り出たと報じた。
米ブルームバーグの報道として伝えたもので、マッキンゼー・アンド・カンパニーが世界の収入の60%以上を占める10カ国のバランスシートについて調査したところ、世界の純資産は、2000年の156兆ドルから2020年には514兆ドルに増加した。
中国は増加のほぼ3分の1を占め、その富は2000年の7兆ドルから120兆ドルに急増し、経済の台頭を加速させた。
米国の純資産は期間中に2倍以上の90兆ドルに達した。
世界最大の経済国である両国では、富の3分の2以上が、最も裕福な10%の世帯によって所有されており、その割合は増加している。
世界の純資産の68%が不動産に備蓄されていて、残りはインフラストラクチャー、機械、設備および知的財産や特許などのいわゆる無形資産だ。
不動産価格の急騰により、多くの人々が住宅を購入できなくなり、住宅バブルが崩壊した後の2008年に米国を襲ったような金融危機のリスクを高める可能性がある。
中国は、恒大集団などの不動産開発業者の債務をめぐって同様の問題に直面する可能性がある。
理想的な解決策は、世界の富をより生産的な投資に向かわせて、世界のGDPを拡大することだ。悪夢のシナリオは、資産価格の崩壊であり、世界の富の3分の1を消し去る可能性がある。(翻訳・編集/柳川)
https://www.recordchina.co.jp/b885107-s25-c20-d0192.html
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