安倍晋三元首相が銃弾に倒れて1年。容疑者は逮捕・起訴されたが、いまだ「スナイパーの仕業」「自作自演」など、陰謀論が渦巻く。なぜか。識者が解説する。AERA 2023年7月17日号から。
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<スナイパーが狙撃した>
2022年7月8日。参院選の応援演説をしていた安倍晋三元首相が、奈良市内で、背後から近づいてきた男に銃撃された。殺人の罪などで起訴されたのは、山上徹也被告(42)。母親が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に多額の献金を行い家庭が崩壊したことに恨みを募らせ、教団と深い関係にあった元首相を狙ったとされる。この白昼の凶行に、「第三者の関与」は警察によって否定されている。
しかし、山上被告は「おとり」で、真の狙撃犯は外国の諜報組織に雇われた「スナイパー」だとする陰謀論が、いまもネット上でくすぶっているのだ。
■誰でも信じる可能性
あるユーチューバーは自分のチャンネルで、現場近くの商業ビルの屋上に「白いテントがある」と指摘。テントは事件から3時間後になくなっていたことから、小屋は「スナイパー小屋」だったとして、事件直後にテレビ局が上空からヘリコプターで撮影した映像を使いながら説明した。だが、小屋は排煙ダクト清掃のために業者が設置したもので、その日のうちに撤去されていた。
スナイパー説だけではない。安倍元首相銃撃に関しては「自作自演」「やらせ」といった陰謀論も、事件から1年が経つが渦巻く。一見、荒唐無稽な陰謀論に人々が飛びつくのはなぜか。
ネットメディア論が専門の国際大学GLOCOMの山口真一准教授は、「陰謀論は誰でも信じる可能性がある」と指摘する。
今年2月、山口准教授は日本在住の15歳から69歳まで1万3千人を対象に「偽・誤情報、陰謀論の実態と求められる対策」と称する調査研究を行った。その中で「安倍元首相銃撃の真犯人はスナイパー」という陰謀論を見聞きしている人は10.7%いて、そのうち14.3%がスナイパー説は「正しい情報だと思う」と答え、34.3%が「正しいかどうかわからない」と回答した。スナイパー説を知っている人の中で、50%近くが誤っていることに気づいていなかったのだ。
「つまり、陰謀論に接触すると多くの人が、陰謀論だと気づけないという現実があります。しかもSNSが普及したことにより、以前より圧倒的に速く、広く、陰謀論は拡散しやすくなっています」(山口准教授)
■政治的関心が高い人
続きは↓
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2023071000063
悪魔の証明やな
ヤマガミ氏の弾は致命傷ではなく弾丸すら発見されないんだから まぁ検死で報告があるでしょう
不幸で運の悪いヤマガミ氏に復讐心を燃やしてるのは壺信者だけで日本国民は冷静ですよ
心臓に穴開くほどの重症で撃たれて数秒後に意識不明のほぼ即死なんだから
医療事故もクソもねえわ
マッサージしてもしなくても即死
暗殺されたということが重要
陰謀論者はことごとく、その逆を行く。すなわち必要以上に多くの仮定を持ち込んでしまう無駄の多い思考で説明しようとする
相手もプロのスナイパーでなければならない
そういう脳内ストーリーが出来上がっているんだよ
こっちは証拠だらけだ
手作りの銃で至近とは言えない距離から撃たれて
当たった一発が致命傷で即死とか
お世辞にもかっこいいと言えないもんね