【動画】松井珠理奈を絵コンテ、CGで表現した未完成MV
松井は6月16日に地元ナゴヤドームで開催された総選挙当日、午前から行われたコンサート中に過呼吸のような症状で倒れ、スタッフに抱きかかえられて退場。公演中にステージ復帰し、開票イベントにも参加したものの、翌17日の握手会、19日の生誕祭は体調不良のため中止に。その後もイベントなどの欠席が続き、7月7日にしばらくの間休養することが発表された。
発売元のキングレコードはギリギリまで待ったものの復帰のめどが立たず、今月3日に「苦渋の決断」で、センター不参加でリリースに踏み切ることを決定。きょう公開されたMVも映像冒頭「本作品は、センターを務めるSKE48松井珠理奈が体調不良のため、不参加となっております。そのため、松井珠理奈の出演予定シーンには、絵コンテやCGイメージを使用した表現をしており、未完成の部分があります」とのテロップを入れた。絵コンテは『放浪息子』『青い花』『こいいじ』などの作品で知られる漫画家・志村貴子氏が描き下ろし、繊細なタッチで松井の表情の変化が描かれている。
ドラマパートとダンスパートからなるMVは、附属女子高併設の女子大が舞台。宮沢賢治の小説『風の又三郎』をモチーフに、風のように現れ、風のように去った転校生とのふれあいをセンチメンタルに描く。ドラマパート後半の“対話”シーンでは、総選挙2位の須田亜香里(SKE48)、同3位の宮脇咲良(HKT48)の「素」の表情をとらえた。作中に1カットだけ挿入されている松井の画は、2011年2月発売の20thシングル「桜の木になろう」MV(是枝裕和監督)のシーンで、まだあどけなさが残る当時13歳の松井が笑顔を向ける。
須田は「ダンスシーンの撮影の際は、のちのちCGで珠理奈さんを表現できるように振付の先生に珠理奈さんのポジションに立っていただいたり、撮り方をいろいろと工夫したり」と撮影秘話を明かし、「今回このMVを観て私にはまるで『幻』のように、そこにいないはずの珠理奈さんの姿が見えて…、目を疑ってつい巻き戻してしまいました」と振り返る。
監督を務めたのは高橋栄樹氏。48グループをはじめ数多くのMVを手がけているが「前代未聞でした。それなりに長い監督生活の中でも、今回の『未完成』MVのような作品は一度も作ったことがありませんでした」と語り、「選抜総選挙を戦ったメンバー、そして投票していただいた皆さんが、『参加して良かった』と思える作品を心がけました。このMVは『未完成』と銘打たれるかもしれませんが、僕は、個人的にはこれは一つの完成形だと思っています」と自信をにじませた。
なお、キングレコードは「松井珠理奈が元気に戻ってきた際には、追撮・再編集のうえ、本作の『完全版』を制作予定です。CDをご購入いただいたお客様には封入のシリアルナンバーにて『完全版』を視聴できるよう対応を予定しております」と説明。ジャケット写真も初回限定盤Type-Aのみ、メンバーのビジュアルが入っていない異例のジャケットとなっており、復帰後、松井の写真を入れて改めて制作予定としている。
つづく
8/23(木) 4:00配信 オリコン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180822-00000349-oric-ent
もう辞めりゃ良いのに。