西野 大人っぽくなったかどうかはわからないんですけど、なんかガラッと変わりました。ドラマとかで忙しくても、時間の隙間を見つけて、友達とご飯に行ったり、遊びに行って息抜きするようになりました。
それまでの息抜きって、家に閉じこもってひとりになる。体を休めるってことをしていたんですけど。
今はプライベートな時間を外に出て過ごしたいって。
――えええ! 超インドアだった西野さんが? 別人?
西野 ですよね(笑)。なんでこんなに変わったのか、自分でも不思議で。今、お休みがあると友達に連絡しますもん。「この日、どう? 空いてる?」って(笑)。
――そんな明るい人でした?
西野 明るくなっちゃいました(笑)。25歳になって、ようやく社会性が芽生えて。それまでって、ドラマとかでも、自分から共演者の方に話しかけることってなかったんですよ。
話しかけられたら返すけど、自分発信なんて絶対にしなかったんです。
――そういうイメージでした。
西野 当時、「人ってなんでみんな『お休みの日って何してるんですか?』って聞くんだろう? なんで同じ質問なの? はやってるのかな?」って思ってたんですよ。
でも、「あれって、相手のことを知れる、一番かけやすい言葉だったんだ!」って気づいたんです。
これに気づけたのは『グータンヌーボ』をやらせてもらえたのが大きかったと思うんですけど。
――ものすごい気づき!
西野 そこから自分も、知り合った人にその質問をするようになりました。当時はコミュニケーションについて、何もわかってなかったんです。
今は、新しく出会った人と話して、その人を知っていったり、知ってもらったりする楽しさに気づけました。
コミュニケーションスキル、上がりました(笑)。人見知りをしなくなったので。
ものすごい先輩の方だと「話しかけていいのかな」って思いますけど「いいや、いっちゃえ!」みたいな感じでいっちゃいます。
――すごい! 乃木坂46時代のファンが聞いたら、みんな感動しますよ!「あの引っ込み思案のなーちゃんが……」って。
西野 一般の25歳の方からしたら普通のことかもしれないけど、自分にとっては大きな変化で。めっちゃうれしいです(笑)。
自分の成長を語るニャー